滋賀医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

2025年10月 症例検討会


清水 惇史

10月14日に滋賀医科大学医学部附属病院にて、症例検討会が開催されました。

滋賀医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科の医局では、年に4回、症例検討会を行なっています。関連病院の先生方にもお集まりいただき、稀少例や、興味深い症例について発表・検討を行っています。今年は私を含めた4名が発表を行いました。

私にとっては、入局後初めての発表でした。ほとんど前例がなく、治療方針の決定に苦慮した症例についての発表を行いました。発表前は緊張しており、特に質疑に回答できるか不安がありましたが、実際には他院の先生方同士でも議論していただき、予想以上に盛り上がりのある質疑応答となりました。自分では十分に考察できていなかった着眼点からの質問も多く、症例を多角的に捉える重要性を改めて実感しました。多くの先生方の意見を伺うことで様々な観点から考察することができ、症例検討会の意義を感じました。発表者として壇上に立たせていただきましたが、多くの学びを得た時間となりました。トップバッターだったので、それ以降は他の先生方の発表を落ち着いた気持ちで聞くことができました。

一つ一つの症例に対して、方針決定に至るまでに様々な着眼点を持つことが大切です。そして、得た視点を他の症例にも応用して、幅広い考察ができるよう努めたいと思います。今回発表した症例は、ご指摘していただいた点を振り返りながら、今後の学会発表に繋げでいきたいと考えています。

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