滋賀医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

 2023年9月28日から30日にかけて、第62回日本鼻科学会総会・学術講演会が、津市の三重県総合文化センターで開催されました。

 2021年に第60回日本鼻科学会と第20回ARSR(国際学会)を当科がジョイント開催した際は、コロナ禍の影響でweb参加者は国内から918名、海外からは117名でしたが、現地参加者は国内からは350名、海外からはありませんでした。今回はコロナ禍明け初の鼻科学会として大変盛況であり、対面で開催できる良さを実感しました。

 当科からは清水猛史教授が特別企画1で、発刊間近の「鼻副鼻腔炎診療の手引き」について作成委員長としてのお立場からご報告されました。中村圭吾先生はシンポジウムで「舌下免疫療法による抗原親和性の変化」について、神前英明先生はランチョンセミナーで当科での「舌下免疫療法の基礎研究」について、松本晃治先生は一般演題で「アレルギー性炎症に対するHMG-CoA還元酵素の効果」について口演されました。私はシンポジウムで「木村病の本態は何か?」、市民公開講座で「アレルギー性鼻炎~国民病としての現状と治療法~」について口演しました。基礎ハンズオンセミナーでは、担当理事を退任される清水猛史先生と旭川医科大学名誉教授の原渕保明先生に記念品が贈られました。

 今回私にとって目標の一つであった日本鼻科学会賞を受賞することができ、「自然免疫を介した上気道炎症の病態解明とその制御」と題し受賞講演も行いました。2年前から学会賞の選考基準が研究内容の総合的評価となったこともあり、私の研究内容についての概要をお話ししました。当科からは清水猛史教授、清水志乃先生、神前英明先生に続いての受賞となりますが、歴代の受賞者は錚々たる先生方なので、大変名誉なことであるとともに責任も感じます。

 学会終了後は、日本鼻科学会サッカー部のフットサル大会が開催されました。滋賀からの参加者は私だけでしたが、全国からは総勢25名ほどの先生方が集まり、3チームに分かれて熱い戦いが繰り広げられました。へとへとになりましたが皆さん怪我もなく、試合後は焼肉「まつや」で打ち上げを行い、楽しく印象的な鼻科学会の締めくくりとなりました。

戸嶋一郎

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