1.専攻医教育のロードマップ
| 医師学年 | 勤務 | 備考 |
|---|---|---|
| 研修医1年目 | 耳鼻咽喉科・頭頸部外科を ローテーションで回る |
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| 研修医2年目 | ||
| 専攻医1年目 | 滋賀医科大学病院 医員 | 途中で関連病院勤務に移ることも |
| 専攻医2年目 | 関連病院 滋賀医科大学病院 他大学病院研修（大阪医科薬科大学、京都府立医科大学など） 他病院研修（愛知県がんセンターなど） |
大学院入学を視野に |
| 専攻医3年目 | ||
| 専攻医4年目 | ||
| 専攻医5年目 | 専門医試験、大学院卒業 | |
| 専門医1年目 | 滋賀医科大学病院 助教 関連病院 |
各分野の専門を視野に |
| 専門医2年目 | 海外留学を視野に |
- 耳鼻咽喉科・頭頸部外科専門医は、4年間の研修施設での研修を経たのち、5年目に受験資格を得ます。その4年間のうち、通常ははじめの半年から1年間を滋賀医科大学病院で、続いて関連病院で、その後再び滋賀医科大学病院に戻るなどして、研修を行います。場合によっては、他大学病院で研修を行うこともあります。
- 関連病院には、公立甲賀病院、市立長浜病院、東近江総合医療センター、草津総合病院、長浜赤十字病院、彦根市立病院、JCHO滋賀病院、日野記念病院、丹後中央病院などがあります。
- 当教室では、専攻医の個性に配慮し、また希望に応じて研修コースを作成しています。女性医師も多数在籍しており、妊娠、出産、育児などにも対応しています。
2.専攻医の研修内容
耳鼻咽喉科・頭頸部外科医として、下記の内容を中心に習得します。
| 外来 | 問診、耳鼻咽喉科・頭頸部外科所見の把握、画像の診断（CT、MRIなど）、 |
|---|---|
| 検査 | 耳科：純音聴力検査、ティンパノメトリー、アブミ骨筋反射 平衡：各種眼振検査（自発、頭振後、頭位・頭位変換）、VEMP、カロリックテスト、重心動揺検査、 顔面神経：ENoG、 鼻科：嗅覚・味覚検査、鼻腔通気度検査、鼻汁好酸球検査、誘発テスト 咽喉頭：音声検査、ストロボスコープ 頭頸部：頸部エコー、鼻咽喉頭内視鏡（ファイバースコピー） |
| 入院 | 病歴聴取、術前検査、術前後処置 |
| 手術 | ・様々な手術の助手 ・各専攻医の深達度に合わせて、以下の手術を行う 耳科：鼓膜切開、鼓膜チューブ留置 鼻科：鼻骨骨折整復術、鼻中隔矯正術、下鼻甲介粘膜切除術、下鼻甲介レーザー焼灼術、鼻茸切除術 咽喉頭：口蓋扁桃摘出術、アデノイド切除術、喉頭微細手術 頭頸部：気管切開術、顎下線手術、頸部良性腫瘍摘出術 |
術前後のカンファレンス、手術のプレゼンテーションなどを経験することで、症例や疾患の把握、理解を進めていきます。
