滋賀医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

2026年4月 鼻内視鏡手術実習


戸嶋 一郎

2026年4月21日の医局会後に、鼻内視鏡手術実習を開催しました。

耳鼻咽喉科・頭頸部外科の外来で、手術室から内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)の手術器具を取り寄せて行います。内視鏡で観察して手術操作を行う際に活躍するのは、ヒト鼻副鼻腔3Dモデルです。このモデルの鼻から内視鏡を挿入し、モニターを見ながら鉗子操作などを学びます。この3Dモデルは、実寸大のヒト鼻副鼻腔の形をしているだけでなく、粘膜特有の「ぬめっとした」感じまで再現されています。

新入局員の先生方を主な対象に、まず鉗子類の説明を行ったのち、鼻内視鏡や手術鉗子の操作方法を体験してもらいました。また実践編として、鼻中隔矯正術やESSの手技を行っていただきました。和気あいあいとした雰囲気でしたが、みんな真剣です。

教えてもらうこと、見て学ぶこと、実際に手を動かして学ぶことなどを通して、様々な気づきが得られたのではないかと思います。こうした実習ももちろん大切ですが、若手の先生は手術書などをよく読むことも極めて重要です。実際に自分が執刀することを想定して、日々の手術に望んでもらいたいと思っています。

また後輩に教えることは、教える自分たち側の学びにもつながると感じています。昨年教えられる側だった先生が、今年は教える側として活躍されるのを見て、頼もしく思いました。お互いが切磋琢磨して、より良い医療を提供できるように今後もこうした機会を大切にしていきたいと思います。

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