滋賀医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座

◆教授挨拶

ご挨拶

令和7年8月1日付にて、滋賀医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座の教授を拝命いたしました竹中幸則と申します。就任にあたり、謹んでご挨拶申し上げます。

本講座は、昭和53年4月北原正章教授のもと開講され、神経耳科学の臨床と研究を大きく発展させました。第2代北嶋和智教授は、音声外科学をご専門とされ、教室をさらに発展させられました。第3代清水猛史教授は、上気道免疫アレルギー学をご専門とされ、鼻科学・アレルギー学分野における確固たるプレゼンスを確立されました。歴代教授はそれぞれ異なる専門分野を切り拓き、一流の研究と臨床を実践し、多くの優秀な人材を輩出してきました。私は、第4代教授としてこの伝統を受け継ぎつつ、さらなる挑戦と飛躍を目指してまいります。

臨床面では、ヒポクラテスの誓いにある do no harm の精神を重んじます。患者さんに害を与えないとは、正しい技術を身につけ、正しい治療を行うことだと考えます。結果として望まぬ事態が起こったとしても、正しい判断と行動であれば恥じることはありません。ガイドラインを熟知し、その限界を理解した上で、患者さんにとって最善の治療を提案することこそが、害を避けることにつながります。また、耳鼻咽喉科・頭頸部外科医は技術があってこそです。技術なき知識は無力であり、知識なき技術は盲目であることを胸に、診療に臨んでまいります。

研究面では、臨床研究・橋渡し研究に注力し、その基盤となる基礎研究にも力を注ぎます。研究は一部の研究者だけでなく、すべての臨床医が取り組むべきものであると考えます。大学勤務医のみならず、関連病院勤務医にも英文誌に成果を発表できるような研究活動を推進していきます。

こうした臨床と研究を支えるうえで教育は欠かせません。滋賀県の医療、滋賀医大の医療・研究・教育を支える医師や医療者を育成してまいります。また、自前の指導者だけに依存せず、国内外への留学を積極的に推進します。

誰もが困難と感じる壁にも挑み続け、教育・研究・診療を原動力として、地域から世界へと飛翔する講座を築いてまいります。今後とも当講座の活動にご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2025年8月
滋賀医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
教授 竹中幸則

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